競技ごとの不公平問題

スポーツ問題

多くの人が純粋にスポーツを楽しんではいますが、実のところ業界はいくつもの問題を抱えています。スポーツは競技によってマーケット規模がまったく異なります。参加者数や観客数が多い競技は、たくさんの試合やテレビ放送などで賑わう一方、マイナーな競技は見向きもされません。

マイナーとされる中には、練習や試合を行うための費用に乏しく、アルバイトや副業によって生活費を捻出している選手も多数存在しています。海外で人気があっても日本国内で人気がなければ、試合数自体が少なく、対戦相手を見つけることすら困難という現実が立ちはだかるのです。こういったマイナーな種目は、雑誌取材やテレビ放送の機会自体が少ないのも特徴でしょう。

一般の目に触れるチャンスがあれば、あるいは爆発的な人気を呼ぶスポーツとして発展し、スター選手が出てくる可能性も充分に持っています。多くの業界がそうであるように、スポーツ業界もすべてにおいて公平なわけではありません。むしろたくさんの観客を経て、長年にわたり人気を保つための土台がなければ、なかなかマイナーを抜け出すことすら難しい業界ともいえます。しかしどんなスポーツもそれぞれに魅力があり、選手は自らの人生をかけて活動しています。