判定のシステム的な問題

システム

スポーツの業界が常に抱えているの問題として、判定のシステム的な問題があります。どんなスポーツでもルールがあり、それを見張る審判がさまざまな場面で判定を下すことでこれが成り立つわけですが、人がするわけですから、当然誤審ということもあります。

趣味でするスポーツは誤審も愛嬌で済みますが、生計をかけているようなプロのスポーツとなると誤審はあってはならないこととなります。ですが、審判も人の子ですから完全に正しいジャッジを常にすることは不可能です。それため、最近は判定をシステムに頼るビデオ判定などもかなり導入されることになってきました。ですが、こうしたものは試合をかなりの時間止めてしまったり、審判の人の立場を低くさせてしまうなどの存在意義まで否定するようなことにもなりかねず、何でもシステム化すればいいというものでもないという議論も常にあります。

スポーツではあいまいさというものがあることで成立しているところもあり、曖昧さが無くなるものには問題があると指摘する人もかなりいます。とはいえ、これからはどんどんとこうしたものによるジャッジが導入されていくことは間違いがないところでもあります。かなり難しい問題であることは間違いありません。