スポーツの業界の体制

体制

スポーツの業界の問題として、体制そのものに問題があることよくあります。オリンピック選手の選定をするような時にも、この体制がよく出てきて問題になります。一番わかりやすいのは、勝負をしてその時に勝った人がオリンピック選手になるのが一番わかりやすいのですが、それをしないで、選考するということをするので、大抵大きな問題になります。

何しろ勝負に勝った選手を選ばないで別の選手を選ぶわけですから、これが受け入れられることはなかなかありません。オリンピックは四年に一度の一発勝負ですから、それに一番強い選手を出すというのが選考の理由となるのですが、一発勝負に強いかどうかはだれにも分からないわけで、最も参考になるのは直前の試合で最もいい成績を残した人ということになります。

例え有力選手がけがをしていたなどの理由で負けたとしても、その選手がオリンピックで勝てるかどうかは分からないわけですから、直前の試合で最もいい結果を出した人が出るのが最もいいことは誰が見ても明らかです。スポーツの世界はあくまで結果が全ての世界ですから、業界の人や先輩方が何を言っても今強い選手が最強と考えられるので、選考においてはそうした人が何もしないのがベストなのです。